kameyamatomomi

亀山知美 is kameyamatomomi.

学生裁判

いじめてるけど、
いじめられる方が悪いんだろう?
原因があって、
その原因がなくならないなら、
いじめられても当然だろう?

いじめられてるけど、
私にも原因があると思います
でも、表現の仕方があると思います
その原因に対する表現が、
いじめという、あまりにも、
残酷なものなだけなのだと思います

じゃあ、その原因のせいで、
された行動が、いじめるその行動が悪いのなら、
その原因も直せよ!
じゃなきゃいじめはなくならいんじゃねえ?

そうですね!私もそう思います!
はいはいそうですね、
って、話しを受け流すんじゃなくて、

お互いが話し合いの場を設けて、
そのことについて、
話し合わなければならないのだと思います。
それは、たくさんの学生裁判として。
いじめる側に、必ずしも、
有罪判決がくだるとは限らない。
学生裁判を行うに当たって、
急転加速した口論同士は良しとするが、
暴力は否定する。

学生裁判をするに当たって。

続き。

では学生裁判を始めます。

加害者A、
あなたは、被害者Bを、
どうやっていじめたのですか?

Aトイレで平手打ちした後、
トイレのモップでBの身体を殴った。
唾を吐いて、その場は終わった。

B私は何もされてません。ノーコメントです。

Aはぁ?お前なんか、この裁判が怖いわけ?
なんだその偽善者の態度は?
だからいじめられるんだろう?

裁判官・静粛に。

B私は昔から頭はいいかもしれないけど、
身体も弱くて、泣き虫で、偽善者です。
だから、きっと私が悪いんだと思います。

Aだから言ってるだろう?お前にも原因があるって!
だからって暴力振るうのは違うかもしれないけど、
そのはっきりしない態度、イライラするんだわ。

Bそうですね、私が死ねばいいんです!
生まれて来なければ良かったんです。

刑事・あなたが死ねば、
必ずAが有罪になるわけではありませんよ。

弁護側・両者の主張は分かりました。

裁判官・カンカン!
そこに人が2人いれば、
そこには同じものではないものが、
ちゃんと溶けて混ざることが難しくなる。
この話し合いにより、どちらも、
自分しか見えてないことが分かりました。
イライラするのは、あなたの心の中のお話しです。
被害妄想をするのも、相手の目を見ながら、
その相手の本心と意図を読めずに、
自分の世界に篭ってしまうからです。
もっと、お互いに、お互いの想像力を広げて、
ですが、想像力だけでは分からない、
話しを聞いて聞かせて、
2人の人間の相互理解を深めるべきでした。
いじめはきっと、そういう風に、理解せずに
発進してしまう戦車だからなのです。
さぁ、2人の心の声を、
2人に伝えてあげてください。
以心伝心まで伝えるべきです。
お互いの心の叫びの雷鳴の貫通は、
必ず、衝撃だけではなく、
その人の心臓という心臓に、打たれるはずですから。

Aありがとう!裁判官!
Bうん、私も分かった。
私も少し、考える、じゃなくて、
話しをしてみる。私の、考えてることの。

傍聴席・パチパチパチパチパチ

学生裁判

オリジナルの詩です!

中学高校の教科書です!