kameyamatomomi

亀山知美 is kameyamatomomi.

詩作りました!

私が踊るなら
コルセット
私が舞台に上がるなら
コルセット
美しく着飾るなら
きっとコルセット
昔はなんでも女の子
優遇なんてされてなくて
今で言う拷問器具で
今で言う男尊女卑だった
でもね
その当時
コルセット巻いてステージに立って
あなたと踊ると
そんなこと一瞬たりとも忘れた
コルセットのくびれが
あなたの手に触れて
私は嬉しくて、
私の心は胴長になった。

コルセット

オリジナルの詩です!

 

じゃあ私が今から考えたの言うね
柔らかくて、
伸縮性があって、
肌に合っていて、
優しい素材で、薄くて、
アウターに響かない造りの
そんな次世代コルセット
すぐに取り外しができるの。
それなら、可愛いでしょ?
今までのコルセットと違って、
新しい下着。
ガードルでも補正下着でもなくて、
新しいコルセット。
そしたらみんなどこにつけてく?
ぴったりとした服で、
彼氏とデートに着ていきたい。
隣でくびれに手を回してくれれば
それなら本当に嬉しいコルセット。

新しいコルセット

オリジナルの詩です!

 

私が身につけたら
ドレス着るため
毎日パーティ
立ってワイン飲んで
座ってサラダを食べて
メインのお肉にナイフを入れて
お口直しのトイレット
気になったならトイレット
素敵なステージの横で
気に入った男子とお話ししながら
私の顎が上を向く
くびれに回された手を気にしながら
私の補正下着が響かないように
私は召使いに確認させる
今日のパーティは、
この補正下着のお陰で、
きっと成功ね。

補正下着

オリジナルの詩です!

 

こんにちは
私はコルセット
私の役目は、
女子の皆さんを
引っ張って
美しいシルエットにするの
光に映っても
影になっても
コルセットのくびれが
美しく花咲けばいいの
でもね、そんな私はもう時代で花咲かない
コルセットのこと忘れちゃった?
いいの、
忘れてよ
私のことなんて
忘れてよ
実は、好きな人に言われたの
コルセット、
コルセットしてるより、
コルセット外した
あなたの裸が一番好きなんだ
って。

コルセット・シルエット

オリジナルの詩です!

 

好き嫌い
どんなにあなたが好きだって
嫌いなものだってあるんです
食べものだって
食べられないものもあるんです
着る色だって
着たくない色だってあるんです
芸能人だって
好きな顔や嫌いな顔があるんです
あなたのことなんて
見たくない時があるんです
嫌いな時もあるんです
自分のことさえ
受け付けない時あるんです
こんな時、
嫌いなものに囲まれたこんな時、
本当は好きの裏返しで、
すべてが好きだったらいいのに
こんな時、
一粒の涙が私の味方になって、
流した涙が、空に昇っていって
一差しの光が差して、
私の、好きな天使と、
嫌いな悪魔はいなくなって、
やっぱりここから始めることを決めた
いつのまにか
大人になるたびに、
大人の子供みたいに、
好きなものや、嫌いなものをたくさん作って
一人で騒いでいたなんて
だったら初心に戻ろう
スタート地点に戻って
もう一度、洗い立ての白いシャツを着て
もう一度始めよう
私の魂のよごれを落として、
もう一度、洗い立てのスタートに立とう。

洗い立てのシャツ着て。

オリジナルの詩です!

 

死んだら
祈るの?
ご冥福を?
誰に?
神様に?
仏様に?
自分に?
心の中で?
おやすみなさいって?
声をかけるの
今までありがとう
また会ったら
優しくしてね
私も死んで
また会ったら
その時はよろしくね
それまで、たくさん遊んで、
会った時、たくさんお話ししてね
だから今は死んでてね
これから未来が来て、
死ねなくなったら、
死ねないなんて不幸なものだから
つまらないものだから
死にたくなるのかな
死にたくなったら
死んでてね
死ねない不幸より
死ねる幸せが
これからやって来るんだと
私は今から、身構えているから。

身構えているから

オリジナルの詩です!